news: October 2004 Archives
新潟地震・立ち上がるネットユーザー [ITmedia]
「今アメリカにいます。震源地近くの家族の情報を知りたい」──23日夕に起きた新潟県中越地震で、ネット上の掲示板には家族の安否情報を求める書き込みや、被災地情報などが次々に寄せられた。情報提供は公的機関や大手インフラ系企業にとどまらず、ネットユーザー個人による草の根的な動きも目立っている。
フィリピンに住んでいる私の元にも、新潟で起こった震災のニュースはすぐに入ってきた。今回の地震ばかりでなく、数多くの台風やそれに伴う二次災害で、多くの方々が命を落とされているというニュースを見るたびに心が痛くなる。今日、同僚の隊員と半分本気で「俺等協力隊員って、今この瞬間はフィリピンで活動するより、新潟で人道支援活動をしたほうがいいんじゃないの?」という話になった。
フィリピンでの活動は、長期的な目でみた場合、もちろん重要な活動なのだが、一日や二日程度こちらでの活動を行わなくても「生命に対する差し迫った危機」はない。(これは医療隊員には当てはまらないかもしれないが、少なくとも自分のようなコンピュータ隊員には当てはまる)。しかし、天災による被害などは、一分一秒を争うというレベルで、誰か一人が手を差し伸べていれば・・・という状況は多々あるに違いない。こんなとき、自分の無力さを感じる。
しかし、昨今のコンピュータ技術、そしてインターネット技術の発展が、これまでの地に足の着いた人道支援活動とは違うアプローチでの、災害支援形態を生み出し始めている。上述の記事にもあるように、NTTドコモのiモード災害用掲示板や、情報通信研究機構による、「生存者情報データベース」など、インターネットを用いて、被災者に対するスムーズな安否確認の手段を提供している。これらのチャネルは、直接的に、生命の保護・救済に貢献できるものではないが、被災者とその家族のメンタル面でのサポートには、大いに役立つものだと思われる。
もともとは、ARPANETと呼ばれる、アメリカ国防総省の軍事情報ネットワークの構築のために開発された技術が、今こうして形を変え、人道復興支援のために利用されているようになったとう事実は、インターネットが、諸刃の剣であることを意味している。例えば、掲示板一つとっても、小学生を殺人者にまでならしめる、誹謗中傷の書き込みもあれば、生きる意味を見失った人に対して、再び命を吹き込んでくれる書き込みもある。つまりは、使い方と使う人間の倫理観の問題なのだ。
自分の協力活動においても、ただ技術の向上だけを目的にするのではなく、その利用方法についての啓蒙活動のほうが重要なのでは?と感じる今日この頃である。
Net calling service Skype: Simple, free, not perfect [usatoday.com]
VoIP, or Voice over Internet Protocol, may be geek speak for calls routed through cyberspace. But for many consumers, VoIP translates into ever-cheaper and sometimes feature-rich telephone alternatives. Consider the Skype service I've been testing. It lets members talk free from one computer to another.
Skypeとは、ルクセンブルグにあるSkype Technologiesという小さな会社が開発したIP電話のソフトだ。これが今,世界中の通信事業者から注目される存在になっている。
Skypeの特徴は、
- ソフトが無料で使える
- 固定電話に引けをとらない音質
- WindowsMessengerのような操作性
- P2Pネットワーク技術を流用している為、設備が不要
しかし、記事にもあるとおり、まだまだ課題は多い。例えば、固定電話からの着信が出来ないなどだ。いずれにせよ、VoIPの技術は近年急速に発達してきている。サービスの種類も豊富になってきた今日では、セキュリティ、料金、使い勝手・・・等々、様々な面を比較して、自分に最適なものを選ぶ必要がある。
Hotmail to wean users from free export tool [CNET News.com]
As many as 18 million Hotmail subscribers will be weaned Monday from a free service that lets them export e-mail to another mail client, under Microsoft MSN's new spam-fighting plan.
ちょっと古い記事ですが、気になったので。Hotmailをブラウザでみるのは重いし、手順が面倒だという人の多くは、OutlookExpressやOutlookで直接メールを受信する設定をして利用している(私も含む)。つまりは、そのサービスが有料会員に限定されてしまうわけだ。私見だが、ひじょーに困る。
私のところももそうだが、世界中にはまだまだインターネット環境が劣悪な状況にいる人は多いはずだ。回線速度が著しく遅い場合には、必要最低限のデータだけをダウンロードするというネットの使い方が普通であろう。なので、Hotmailを利用する場合も、ローカルのメーラーにHotmailの受信設定をして、メールのデータだけシンクロさせるという方法をとるのが、こういう環境にいるユーザーのスタンダードだろう。ブラウザでHotmailを見るなどの行為は、大量の画像のダウンロードや、お目当てのメールデータにたどり着くまでの手順の多さからして、パケット的に無駄だらけといえるからだ。
もちろんHotmailをメールクライアントで受信するメリットはそれだけではなく、Hotmailのサーバ上にあるメールデータをローカルに保存できるというメリットもある。
Microsoftの見解では、「スパムの撃退」が大義名分らしいが、そこはサービスそのものの有料化という安易な方法で対処するのではなく、技術面でどーにかしてほしかった。
