jica: November 2004 Archives

ライセンス問題

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フィリピンは海賊版天国だ。

学校といえども例外ではない。配属先の大学のうち、自分が通っているキャンパスだけでも50台のWindowsマシンがあるのだが、例外なく全て海賊版だ。

赴任当初は、この事実にただただ呆れて、ちゃんとライセンスを買った方がいいよーと、チクチク突いていたのだが、最近はそーも強く言えなくなってきた。なぜかと言うと、Windowsのライセンスを正規に買おうとすると約300ドル(約3万円)なのに対して、うちの大学の先生の平均月収は12,000ペソ(約2万2000円)なのだ。つまり、Windowsライセンスは、先生一人の月収とあまり変わらない値段の代物なので、そう簡単に手が出せるものではないのだ。

しかも、うちの大学のITに対する年予算は100万ペソ(約200万円)である。うちのキャンパスにある50台のクライアント全てについてライセンスを買おうとした場合、単純計算で1万5000ドル(約150万円)になり、なんと年予算の4分の3もの額を費やさなければならなくなる。この予算は、大学全体でのものなので、うち以外の4キャンパスにあるクライアント全てのライセンスを購入するとなると、とてもじゃないが予算が足りない。

かと言って、全面的にLinuxに移行すればいいじゃないかというような、簡単な話にはならない。大学の授業の中には、MSOfficeの使い方を教えている科目があるし、VisualBasic6.0などもバリバリ活躍しているからだ。

典型的な、「お金があればすぐに解決出来る」型の問題なだけに、対処が難しい。。。

スパルタ教育

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週3回、大学の英語の授業に参加させてもらえることになった。

自分の英語力をアップさせないことには、十分な活動が出来ないということで、前々からカウンターパートにお願いしてたのだ。今回、ちょうどSecond Semesterが始まる時期なので、運良く第一回目のレッスンから参加することが出来た。

それにしても、フィリピン人の英語力にはビックリする。高校生を終えたくらいには、ほとんどみんな映画を字幕無しで理解できるという(これは、高等教育を受けることが出来たフィリピン人の話であって、フィリピン人全員というわけではない)。そんな環境の中、自分は無謀にも大学の英語の授業を受けようとしているのだ。

予想通り、先生の話してる内容は50%くらいしか理解できませんでした(涙)。映画を字幕無しで観れる生徒が前提の授業だ。ついていけるはずがない・・・。先生も容赦なく俺に質問を振りまくる。「フィリピンが、戦後の日本のような高度経済成長を遂げるにはどのようにしたらよいか?」とか聞いてくる。英語以前に、日本語でも即答しかねます。はい。

その上、宿題がたんまり。。。自信を失いそうになったが、自分で希望して受けさせてもらってるので、這ってでも授業についていく所存であります。(´~`)ゞ

ワールドカップ

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JICA Philippinesの職員と協力隊とで、サッカー部を作ることになった。

今日は、マニラ近郊のグラウンドで朝から練習だ。取り合えずの目標は、KOV(韓国海外奉仕団。韓国の青年海外協力隊のような組織)を倒すこと。言わば「日韓戦」。自分が「日韓戦」に出場するっていうのは、日本代表のメンバーに選ばれたみたいで、なんだかウハウハな気分である。

そして、PeaceCorp(アメリカの平和部隊。これもアメリカの協力隊のような組織)とも対戦予定である。言わば「日米対抗戦」だ。メジャーなんて目じゃないぜ。

しかし、フィリピンのチームとも試合したいなぁ。せっかくフィリピンにいるんだし・・・。うちの配属先の大学でチーム作ろうかな。けど、そしたら俺はどっちのチームで出ればいいんだろう?

さぁ、青年海外協力隊についてのお勉強の時間です。

「そんなことしてる時間ねぇよ、ゴラァ」という人も、「青年海外協力隊と海外青年協力隊は同じですか?」という人も、ふるってご参加ください。(賞品はありません)

クイズで学ぶ青年海外協力隊

http://www.jica.go.jp/activities/jocv/outline/

お前の点数はいくらかって?現役隊員にも、分からないものは分からないんです・・・。

取材

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生まれて初めて新聞の「取材」を受けた。

こんな凡人な私に、果敢にも取材を申し込んできたのは山口県のローカル紙だ。この新聞社では、山口県出身者で、世界中でボランティア活動をしている人たちの特集記事を組む予定とのこと。どうやら全6回の連載もので、そのうちの一回が私の輝かしい?記事で飾られるらしい。

元来目立ちたがり屋の性格を自負している私だが、新聞取材はこれまで一度も受けたことがない。以前、テレビの取材を受けたことがあるが、その時はありのままの自分がブラウン管から流れ出ていくので、何のフィルターもかけられずに言いたいことを伝えられた気がする。

しかし、新聞は記者の思考回路を通過する時点で、あらゆる加工が施される為、実際に記事になったものを見てみないと、どんな書かれかたをしているのかが分からないという恐ろしさがある。

取材が始まるまでは、どう立ち振る舞おうかと色々思案しながら、一人シュミレーションとかしちゃったりしていた。しかし、実際に来られた記者さんはとってもいい方だったので、こちらも楽しく話しをすることが出来た。

この記者さんは、「取材とは、いかに相手を言いくるめて、自分の望む発言をさせるかだ」という持論を展開しており、こっちがカクカクシカジカと喋っていると、「つまりは、こういう事でいいんですよね」とすぐにまとめようとする。そのまとめた内容が、自分の言いたいことと違うことも多々あったので、ちょっと勇気を振り絞って指摘してみると、「いや、私が欲しいのはこっちの意見なんです」と、なんともアッサリ。

力ずくで相手の意見を変えさせようとする、なんとも強硬路線のジャーナリストだな、と逆に感心してしまった。何でもYesと言ってしまう人が、この人の取材を受けたとしたら、本当に好き放題書かれまくるんでしょうね。