正直に生きるということ

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今日は朝から学校が慌しい。

その原因は、CHED(高等教育委員会: Commision on Higher Education)のコンサルタントが査察にやってくるため。CHEDとはフィリピンにおける大学研究機関の元締め的存在で、色々な面で影響力を持っている。

午前中の授業は中止になり、朝から生徒全員で大掃除。校庭には塵一つ落ちていることも許さないという勢いで、先生達がビシビシと檄を飛ばす。コンピュータールームでもワックスがけが始まり、私はやむなくカンティーンに非難。どうやら今日は仕事どころではないらしい。

今回の査察では、うちの大学の教育環境(特に設備、施設)をチェックし、問題点があれば指摘するというのが目的らしいのだが、うちの先生達はなんとかして「問題が指摘されないように」努力している感がぬぐえない。もちろん何か問題点が指摘され、学長の顔に泥を塗るような事態になれば、そのしっぺ返しが直接先生たちに返ってくるという恐怖感は理解できなくもない。しかし、ありのままの状況を見てもらい、忠告は素直に受け入れるというほうが、この大学の問題点が明確になっていいような気がする・・・という思想を持っているのはどうやら私だけのようだが。。。

まぁ、これはフィリピンだけでなく日本でも同じことだろう。会社にISO9001(品質管理)の審査が入るときには、普段机の上が汚い社員も小奇麗にさせられるし、後付で設計書や議事録などを頑張って作ったりもする。組織が持つこういった体質は、意外にも万国共通なのかもしれない。しかし、上辺だけをよく見せるという習慣が蓄積すると、先の耐震強度偽装というような形でいずれは問題が表面化してくる。人間の場合も同じで、自分に嘘をついて生きていくのはしんどいし、後で嘘がばれたときに痛い目にあうのも自分自身なのだ。バカ正直に生きるのも大変だけど、嘘で塗り固められた鎧をまとうのよりは、よほどマシだと思われる。

なんか、話しがそれたな。。ま、いいや。

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5 Comments

azu said:

こんばんわ。
私の職場も本当に似た様なことをしているので、言いたいことはよくわかります。フィリピンでは、「うわべを取り繕う」ということに対して、あまり恥ずかしい という概念がないような気がします。 日本人的にはかなり恥ずかしいことですよね、コレ。なんか武士道に反するというか。 
初めのころはなんてプライドのない人たちだろう、と思っていましたが、今はもう考えかたの違い、と思い慣れましたが。

Proust said:

azuさん、こんにちは。

そっちが敬語なので、こちらも敬語で対応します。

>初めのころはなんてプライドのない人たちだろう、と思っていました

確かに、最初の頃は「プライドねぇーのか・・」と感じてましたが、今では、ある意味でとてもプライドが高いがゆえに、間違いや失敗を指摘されるのをすごく嫌う人たちなんだと理解しています。

仰るとおり、文化の違いとして吸収すべき点なんでしょうね。そこを受け入れないと進まないことも多々あるので。

yamato said:

>初めのころはなんてプライドのない人たちだろう、と思っていました

>確かに、最初の頃は「プライドねぇーのか・・」と感じてましたが、今では、ある意味でとてもプライドが高いがゆえに、間違いや失敗を指摘されるのをすごく嫌う人たちなんだと理解しています。

僕は先のことを想像しない人たちだと理解してます。

ここでごまかしたら、後でこうなって、こういうことが起こって、こういう弊害が自分にくる、ということが想像できない気がする。

yamato said:

>バカ正直に生きるのも大変だけど、嘘で塗り固められた鎧をまとうのよりは、よほどマシだと思われる。

きっと、ほとんどの人がその中間で生きてるんでないか。

100%矛盾のない嘘をつける人はついていいけど、
そうでない人はつかない方が無難だよね。嘘って。
ほとんどバレるし。相手が指摘しないだけで。

こういう人間の本能に関する話題好きでさー

Proust said:

yamatoさん、こんにちは。

>きっと、ほとんどの人がその中間で生きてるんでないか。

確かに「対外的な嘘」という意味では、今まで一度も嘘をついたことがないという人はいないだろうね。少なくともエイプリルフールにはみんな嘘をつく(笑

俺がエントリーで言ってるのは、「自分自身に対する嘘」の話。自分を騙し、偽り、ごまかしながら生きることの危険性を指摘しているのです。

まぁ、どっちの嘘にも「良い」嘘と「悪い」嘘ってのが実際あると思うし、この線引きは法と良心に照らし合わせて判断すべきなのでしょう。

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