システムエンジニアという職業

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システムエンジニア(以下、SE)という職業は、説明が非常に難しい。

mjs今日私は、日本大使館附属のマニラ日本人学校に特別講師として招かれて、一時間ほど講演をしてきた。講演内容は、青年海外協力隊の仕事、そして自分の派遣職種であるシステムエンジニアという仕事について。相手は進路選択を間近に控えた中学部の3年生。彼らがシステムエンジニアという職業について興味を抱くか否かは、私の話の面白さ如何にかかっているので、あまり下手なことは言えない。

私と一緒に講師をする予定の幼稚園教諭の隊員は、色々な小道具を用意して準備満タンでこの日に臨んでいたが、私は漠然と頭の中で話すことを整理したくらい。直前になって、自分の準備の甘さを悔やみ始めたが、もう後の祭りである。ここまできたらとりあえず「大きな声」で「分かりやすく」を目指してやるしかない。

いざマニラ日本人学校に乗り込んで、講演が始まる時間となった。トップバッターは幼稚園教諭隊員の講演。一般的な幼稚園の見取り図を元に施設の説明をしたり、お遊戯を実演したりと、終始生徒達をひきつけていた。さすがはプロ。。。

そしていよいよ私の番。とりあえず質問しまくることで、生徒との距離を近づけようと努力することに。

私「システムエンジニアっていう職業は聞いたことありますか?」
生徒「・・・(シーン)」

私「コンピュータシステムって、どんなものか分かりますか?」
生徒「・・・(シーン)」

この時ほどSEという職種を恨んだことはない。なんて認知度の低い職業なんだ・・・(日本でのIT業界就業者数は100万人もいるのに)。とは言うものの、それを理解してもらうのが今日の講演の目的なので頑張るしかない。とりあえずシステム業界を建設業界に例えて、設計士がシステムエンジニアで、大工さんがプログラマなんだよー、というような話をしていくと、少しずつ理解してくれた模様。

途中、大きく脱線して「インターネットの起源(ARPANETの話し)」とか、「ITリテラシー(パスワード設定の注意点)」などの話をしていたら、なんだかんだであっという間に50分が経過。最初は「50分もピンで話すことねぇなー」と思っていたが、いざエンジンがかかると、50分やそこらでは私の職業を語りつくせないということが判明。改めて自分の業界の複雑さ、奥の深さを思い知らされた。

自分は「書く」という行為で頭の中の知識の整理をするタイプなのだが、今回講演をしてみて、「話す」という手段でアウトプットを行うことも、知識の定着化や問題点の洗い出しといった点において非常に有益だということが分かった。

生徒達がシステムエンジニアという職業についてどれくらい理解してくれたかは謎だが、少なくとも私にとっては沢山の収穫があった。

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