修学旅行

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今日はIT学科の全学年が参加するEducational Tourに同行してきた。

educational trip総勢200人の大所帯で、バスを4台貸し切っての大イベントだ。集合時間は午前5時。しかし時間通りに人が集まるわけもなく、出発は定刻より1時間半遅れの午前6時半。それにしても、集合時間にきちんと来ていたのが、私を含めて5人しかいなかったというのがあり得ない。200分の5ですよ!このデータをもとにして、フィリピン人が集合時間にきちんと来る確率を計算すると、2.5%ということになる。低っ・・・。

なにはともあれ全員集合して、いざ出発。私は他の先生と一緒に引率者席(最前列の左側)に座ることに。それにしても、フィリピンの学生も日本の学生も、修学旅行のバスの中の雰囲気は全く同じだ。一緒に座っているカップルを冷やかしたり、寝ている奴の写真を撮りまくったり、お菓子がどんどん回ってきたり、ちょっと不良な男連中が一番後ろの座席を占領したり、流行の歌の大合唱が始まったり。私もなんだか懐かしい気分に襲われて一緒に騒ぎたくなったが、自分が座っているところは誰もが恐れる「引率者席」。そう、私はもう学生の仲間ではなく、怖い先生達の一員とされているのだ。ということで、しょうがなく静かに読書でもすることにした。

出発して間もなく、隣に座っている先生の携帯電話が鳴り、なにやら相談をしている。そして、すぐにバスの運転手に何か指示を出し始めた。何かあったのかと聞いてみると、「午前中のスケジュールは間に合わないので、予定変更してタガイタイに観光に行くことになった」と一言。えーーーーー。あり得ない・・・。スケジュールを見せてもらうと、7時からテクノパーク内の施設見学をすることになっていた。しかし、出発した時間が6時半なので、確かに間に合うわけがない。しかし、だからって、受け入れ側の事情を無視して勝手に予定変更するか?!受け入れ側も、200人も見学に来るということで、それなりに準備をしていたはずである。それを無視して、こっちの一方的過失を理由に予定変更。少人数での旅行ならまだわかるが、200人の大旅行でここまで柔軟にスケジュール変更するのはアリなのか??

朝からハプニング続きなので、もうこの旅行で何が起こっても驚かないことを決めた。が、すぐにまた驚かされることに。。。タガイタイに到着した後は、世界最小といわれる火山の見学などをすると聞かされていた。しかし、道が混んでいて予定より遅れたので、タガイタイではトイレ休憩のみとなったのだ。えーーーーー、何しにいったいタガイタイまで来たんだよ!それもわざわざ予定変更までして来たのに、トイレ休憩のみ??

トイレ休憩が終わると、午後からマニラで行われるセミナー会場に向けて出発。しかーし、またまた予定変更が勃発。まっすぐマニラに向かうはずが、「途中に動物園があるので、そこに寄っていこう」ということに。えーーーーー、動物園??なんで?時間無いんじゃなかったの?それにまたこんな寄り道してたら、午後のスケジュール遅れるよ・・・。しかし、スケジュールに関して何の決定権も持たない私は黙ってついていくしかない。小学生の修学旅行ならともかく、大学生が200人も集まっていく場所じゃないだろ・・・と呟きながらも、しぶしぶ動物園に。

zooそして、この動物園でもあり得ない事態が。。写真を見てもらったら分かるのだが、トラがベンチにふつーにつながれてるのだ。ちょー危ねぇーじゃん!!柵も何もなく、ロープ2本で囲まれてるだけなので、小さい子供がフラっと近づくと一発で食われること間違い無しだ。学生達もトラと一緒にベンチに座って写真撮影を楽しんでいるし。全くあり得ない。。。

動物園見学も終わり、やっとマニラに移動することに。予定ではきちんとお昼休みを取ってあったが、そんな余裕があるはずもなく、車内でお弁当タイム。みんなそれぞれ手持ちのお弁当を出して、おいしそうに食べ始めた。俺はコンビニで買ってきたパンを食べようとしたら、先生達から同情を買い、お弁当のフタに色々な人からかき集めたおかずをたんまりのせた即席弁当を作ってくれた。午前中はあり得ないこと続きでかなり疲れていたが、このフィリピン人のホスピタリティーに救われた気分だ。

午後からはDOST(Department of Science and Technology)(日本でいう旧科学技術省)所轄のASTI(Advanced Science and Technology Institute)(日本でいう産業技術総合研究所)でOpenSourceに関するセミナーを受講。このセミナーが、私にとって意外と有益なものだった。フィリピン純正のLinuxデストリビュージョンであるBayanihanの開発者による話や、pregi.netというフィリピン独自の政府・学術ネットワークの話、VoIPの研究成果の発表などなど。恐らく学生も先生もチンプンカンプンだったと思うが、やはり国の最先端を担う組織なだけに、なかなか優秀な人が多かった。何よりも収穫だったのが、フィリピン国内に政府・学術ネットワークのインフラが整っていたということだ。これは日本で言うところのSINETと同じ仕組みなので、うちの大学も是非参加すべきである。あとで時間が出来たら、学長にpregi.net参加をオススメするプロポーザルでも書くことにしよう。

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