September 2004 Archives
久しぶりにマニラに出かけた。
所用があって行ったのだが、午後からは時間があったので、グリーンヒルズという大型ショッピングモールに行ってみた。写真はグリーンヒルズからのビル群の眺めである。このビル群を見ただけでも、マニラって結構都会だなーと思うのだが、本当の中心地はこことは別のマカティというところにある。ここには、もっと多くの、そしてもっと大きなビルが沢山立ち並んでいる。JICAのフィリピンオフィスもマカティにある。
さて、グリーンヒルズだが、まずビックリしたのが、ビアドパパのシュークリームを売っていたこと。売る直前にクリームを詰めるというやり方は日本のそれと同じである。あいにくお腹一杯だったので、味見はしていないが、店の前を通るときに漂う、あの独特の甘さだけはしっかりと嗅いできた。
グリーンヒルズは、外見は大型ショッピングモールという雰囲気なのだが、中に入ってみると、そこは東京のアメ横みたいな雰囲気で、雑貨屋や食べ物屋が雑然とひしめき合っている。人の数もめちゃくちゃ多く、やたらと怪しいフィリピン人に「DVD、DVD」と言われる。どうやら彼らは、海賊版のDVDを売りたいらしい。自分の任地と比べると、やはりマニラは治安が悪い。マニラに勤務する隊員の中には、強盗に入られたとか、窃盗にあったなどという話をよく聞く。それに比べ、自分の任地は、職場のおっちゃんと夜中まで飲んで、12時ごろ家に戻っても全然平気だ。もちろん用心に越したことは無いのだが、狭い町なので、既に大体の人が知り合いになっているから、その点安心だ。
でもまぁ、慣れたころが一番危険なので、常に気を張って過ごすに越したことはないだろう。
フィリピンを代表する庶民の足の一つが、この「トライシクル」である。
オートバイにサイドカーをつけた3輪で、中にはオートバイの代わりに自転車を使った「ペティキャブ」というのもある。目的地の中心地までジプニーに乗り、そこから先の細かい路地などは、このトライシクルで移動するというのが、フィリピンでの一般的な利用方法だ。
運転手の後ろに2人、そしてサイドカーに2人の計4人が乗るのが普通だが、時にはとてもアクロバティックな乗り方で、6人くらいが乗っているのを見かけることがある。値段は、初乗りで4~5ペソだが、どれくらいの距離を越えた当たりから追加料金になるのかは、ある意味勘である。ぼったくられるのが嫌なら、最初に交渉しておいた方がいいだろう。ちなみにお子さんの場合は、2ペソだ。小学校の登下校などで、ちっこい子供が、1台のトライシクルに8人くらい乗っている。普通に考えて大人の半分の面積で済むので、8人乗れるといえば乗れるのだが、とても窮屈そうである。
それにしても、このトライシクル、いつでもどこでも走っているので、とても便利である。乗りたいところで捕まえて、降りたいところで降りる。自分も、普段歩ける距離でも、雨が降り出したら乗ったりしている。なので、少々体が鈍ってきたような気が。。。
勉強のために、海賊版CDの専門店を見学してきた。
この系統の店で置いているのは、大きく分けて映画のDVD、ソフトウェア、ゲーム、音楽CDなどである。いずれももれなく「海賊版」で、CDのラベルやケースには胡散臭い印刷が施してある。
おもしろいなぁと感じたのが、値段の付け方だ。ソフトウェアに関して言えば、正規に購入する場合は、それぞれのソフトごとに値段が設定されているが、フィリピンでは、CD一枚につき○○ペソという形をとっているのである。私が行った店では、CD一枚が200ペソで売られていた(1ペソ=約2円)。
つまり、一枚に収まるWindowsXPは200ペソ、しかしOfficeはBookshelfなどの重要度の低い(と私は思う)CDがセットになっていて400ペソで売られているのだ。もっと驚いたことに、容量が少ないソフトウェアはまとめて一つのCDに収められて、これまた200ペソで売られているのである。つまりは、単純にCDの枚数で値段を決めているみたい。ソフトウェアの価値や希少性なんてものは、全く無視のようである。
フィリピン人の同僚に聞いたところ、Windows製品は、ちゃんと?アクティベーションを殺してあるので、普通に使えるとのこと。また、その他のソフトウェアでも、KEYGENなどのシリアル自動生成プログラムがセットになっていて、シリアルも偽造し放題なのだそうだ。
日本ではアングラに行われているやり取りが、フィリピンでは燦燦と照りつける太陽の下、あからさまに行われている。これも文化の違い、と一言で片付けられる問題ではない。
MS、ダウンロードセンターでWindowsの海賊版チェック [IDG Japan]
自分のマシンのWindowsソフトが正規のものか海賊版かを確認する方法がある。米MicrosoftのDownload Centerに行くと、チェックしてくれる。
Microsoftの海賊版撲滅キャンペーンの一環で行っているとのことだが、どれほどの効果があるのだろうか?自分のOSが正規版か海賊版かは、ほとんどの場合使っている本人が認識していると思われる。なので、今更このプログラムを使って「え、俺のWindowsってパチモンだったの??」という人は皆無ではないか。そして、海賊版と分かったからといって、すぐに正規版を購入しようとする善良なユーザは数少ないような気がする。
とはいうものの、Windows Updateでは既に、Windowsの不正アクティベートに利用されていることが判明している特定のボリュームライセンス鍵をチェックしている。実際にうちの大学のテスト機でSP2の適用を行ってみたところ、ダウンロードは出来るが、インストールの段階でキーの不正利用に関するエラーが出て、処理が停止してしまう。
私見としては、このような対応の方がより効果的だと思う。Microsoftのバグにおびえながらパソコンを使うか、ライセンスを買うかという選択を迫るという、人間心理に訴えかける方法ですな。しかしこの方法だと、Microsoftがどんどんセキュリティホールを作れば作るほど、正規ユーザが増えていくというジレンマに陥りそうだけど(笑)。儲けるために、バグを増産せよ、みたいな。
今日は地元のフェスタがあった。
フェスタというのは、いわゆる町内会のお祭りだ。町の中心地で屋台が立ち並び、子供たちもこの日だけは夜更かししても許される、というような雰囲気の漂った夜の様子は、日本のそれとほとんど同じだ。屋台では綿菓子やポップコーンが売ってるし、特設会場では地元の若者がバンド演奏をしている。
日本と違うのは、おじちゃんおばちゃんまでもがノリノリだということ。バンド演奏の際に、最前列にて熱狂しているのは、若者ではなく年配の方々。若者もそれなりに盛り上がっているが、おじちゃんたちも負けてない。日本の疲れたサラリーマンとはノリが違う。
このテンションは、フェスタ時に限ったことではない。職場でも家庭でも、いつもノリノリである。うだるような暑さで頭がおかしくなったのか?と最初思ったが、どうやら天性のものらしい。それにしても、いつでもどこでも楽しめる国民性は、尊敬に値する。
毎週木曜日は、他の大学で働くことになった。
私と同じ州には、私を含めて5人の協力隊員がいるのだが、私以外はみんな畜産隊員である。彼らのうち一人がある大学の乳牛の研究所で勤務しているのだが、そこのシステム開発のお手伝いをすることになったのだ。(これこそ本当の”ボランティア”)
といっても、システム自体は私の前任者の方が構築済みで、私の仕事は細々としたシステム変更への対応やバグつぶし、ネットワーク化の対応などである。家畜の世界(ここでは特に牛の乳量アップの為のプロジェクトを手がけている)には、全く知識のない人間なので、まずは業務理解に時間がかかりそうだ。そして、SE隊員が居るところには必ずといってよいほど現れる、「このパソコン直して!」と言ってくるおばちゃん、やはりここにも居ました。。。話によると、ウィルスに感染して動かなくなったとのこと。「昨日パターンファイルアップデートしたばっかりなのよ!」と必死な様子。早速調べてみると、Nortonが購読期限切れになっている。この状態でアップデート出来たはずがない。何かを勘違いして、アップデートを出来た気になっていたのだろう。→多いんです、こういうおばちゃん。。。
毎週一回他の職場で他の人たちと触れ合えるのは、自分にとってもよい息抜きになる。しかも、DSLのネットが使い放題だし、クーラー利いてるしで、かなりよい環境である。週に2日くらい来てもいいかなぁ・・・なんて思ってしまうが、本業を忘れてはなりません!
昨日から2日連続で断水が続いている。外はこんなに雨なのに・・・。
普段当たり前に使える水が出ないと、こんなに困るものなのかと感じた一日だった。
朝起きて、
トイレに行く → 流せない
コーヒーを飲む → 飲めない
顔を洗う → 洗えない
歯磨きをする → 磨けない
昼休みに帰ってきて、
洗濯をする → できない
トイレに行く → 流せない&溜まってくる
夕方になり、
米を炊く → 炊けない
風呂に入る → 入れない
トイレに行く → 流せない&エラいことになってくる。。。
という、出来ない尽くしである。
しかし、これだけの行為をするために、毎日何時間もかけて水を汲みに行く人々がいるのも事実である。フィリピンでも実際に、ルソン島の北部で毎日2時間かけて水を汲みに行かなければならないという村がある。
ちょうど今、日本のNGOと協力隊員の有志で、その村に水を引くための活動が行われている。具体的には、一番近くの川からその村まで水道管を通すというもので、全て手作業による工事だ。数キロにも及ぶ水道管の貫通作業は途方もない労力を要すると思われるが、村民が毎日2時間を他の労働に充てることができるようになれば、幾分かは生活が楽になるのだろう。
結局うちの断水は、近所の子供がいたずらして、水道の元栓を締めていただけだった。だが、一時的にせよ「水のない生活」を味わえたのは、自分的に非常に有意義だったように思う。
気が早すぎるだろー!と思うかもしれないが、フィリピンは違う。
「er」のつく月(Septemb"er"とかOctob"er")になると、もうクリスマスの準備を始めるのだそうだ。家や学校の飾りつけの準備や、パーティの出し物の練習など。
学校での挨拶も、最近学生から「Merry Chiristmas!」と言われ始めた。いや、いくらなんでも早すぎる。。。それに、冬のない国である。日本の寒く雪の降りしきるクリスマスに慣れている私は、半袖で汗をだらだらかきながら言う「Merry Chiristmas!」には違和感を覚える。しかも、まだ9月じゃん。
フィリピン人はお祭り好きである。その準備のためならいかなる苦労も時間も惜しみなく使う。それは「楽しむ」ためだからだ。何でも楽しみながらやれるのがフィリピン人のよいところだ。仕事でも、顔をしかめてパソコンにぶつぶつと独り言を言いながら作業をするフィリピン人など一人もいない。大抵大声で歌を歌ったり、お菓子をバクバク食べながら仕事をしている。
仕事の効率や内容は抜きにして考えれば、彼等のジョブスタイルはストレスが溜まらなさそうで羨ましくもある。もうちょっと集中して作業しようよ!と思うことも時々あるが、ここはしばらくフィリピンのスタイルに合わせて楽しみながら仕事をしてみようと思う。
これからの2年間の活動を左右する会議を開いてもらった。
派遣されてから昨日までは、「しばらく学校の様子や現状を観察させて欲しい」ということで、具体的な活動は始めていなかった。その間に、気がついたことなどをまとめていたのだ。
今日の会議は、この2週間で色々考えながら作成した私の個人的な活動プランと、そもそもの配属先のアサインメントとの内容とのすり合わせをし、今後の2年間の私の活動スケジュールを決めようという目的のものである。
結果から言えば、かなりバトルってしまった。この大学にJICAのボランティアがSEとして派遣されるのは私で2代目であり、大学側は良くも悪くもボランティアの扱いになれている。時折、ボランティアを無報酬の労働力と位置付けてあごで使おうとする姿勢も見受けられたので、それらに対する抗議と、私たちの活動目的についての説明をメインに行った。
会議の後半は、私の具体的な活動スケジュールの発表だったのだが、その中の項目に、「違法ソフトの使用禁止」や「コンピュータルームでのゲームの禁止」などをもりこんで、大学側と「戦った」ところ、反発をする先生がいる一方、私の意見に賛成してくれる先生もいた。最後に、「この会議の資料は学長に無修正で提出します」と言ったら、多くの先生がビビッて、「それだけはやめてくれ」と泣きついてきたが、断固として拒否。。。(先生がゲームしている事実は学長は知らない為)。ちょっとハードにはじめすぎたかな?とも思うが、ある程度人間関係が出来上がってしまってからでは言いにくいこともあると思うので、この段階で言いたいことを言っておいてよかったのだと、今では思う。
私が出来るのは、あくまで客観的な視点から見た提案だけである。これを実行するかしないかは、大学側の判断で決めることであり、いざ実行するとなれば、その為にヘルプしますよ、というのが私の姿勢だ。私は決定者ではないので。
フィリピンにきて、前よりも増して自炊をするようになった。
勤務先が大学ということもあり、必ず5時には帰れるので、夕飯の支度をする時間は十分にあるのだ。
基本的に私の食生活は、
朝:パンデサル(塩パン)とコーヒー
昼:大学のカンティーンで肉系か魚系をチョイス
夜:野菜を中心とした自炊
という感じで、自分的にはバランスをとっているつもりである。
日本では、自炊すると実は高くついたりすることがあるが、こちらでは、絶対自炊した方が安い。その辺の食堂でおかずとご飯を食べると、だいたい30~50ペソ(60円~100円)なのだが、自炊にすると、例えばお米は1キロ20ペソで買えるのですよ。
もともと料理は嫌いではないので、お隣のおばちゃん(同じ学校の先生)にフィリピン料理を教えてもらおうかと思案中である。。
今週は、大学が前期セメスターの中間テスト一色だった。
といっても、必死になって勉強している様子の学生は少なく、外で踊ってたり、カンティーンにたまってたりしていた。
そんな中で、フィリピン文化研究というコマのテストに参加することになった。「参加」というのは、この授業のテストは、フィリピンの国民的英雄であるホセ・リザールを題目にした演劇をせよ、というものだったのだ。なので、自分は審査員として参加して、評価をつけた。
といっても、全てタガログ語で行われる演劇である。評価項目には、Showmanship、Delivery、Sequence、Costumeという4つがあったのだが、どれもフィーリングで点数をつけた。(俺なんかの評価が学生の成績に影響すると思うと申し訳ないのだが。。。)
普段は授業でもコンピュータルームでも英語を使用する学生達だが、このときばかりは、「得意」のタガログ語でいきいきと役を演じていた気がする。
新しいもの好きなんで、早速インストールしてみた。
知っている方も多いと思うが、日本時間の9月2日午前0時より、日本語版のWindowsXPのServicePack2の配布が始まった。といっても自動更新に設定しているコンピュータに対して自動的に適用されるのはまだまだ先だ。しかし、早くインストールして試してみたいのなら(私みたいに)WindowsUpdateより手動でインストールできる。
が、約80MBもある代物である。自宅のダイヤルアップ回線からはとてもじゃないが落としきれない。ということで、昼休みを利用して、近くのネットカフェに自分のPCを持参して行ってきた。ネットカフェといっても、やはりダウンロードには30~40分はかかるので、その間にメールを書いたりしていた。そして、いよいよインストールが始まった、かと思うといきなりエラーメッセージが。。。
「インストールを続行するにはAC電源が接続されている必要があります」
聞いてないぞ、そんな話!電源なくてもイケるところがノートPCの利点じゃないか!AC電源なんて、家に置いたままだー。。。けど、あがいてもしょうがない。たぶん、天下のマイクロソフトさんのことだから、リジュームが働いて、後からも続行できるだろうと思ってしぶしぶ退散。
帰宅後早速リトライしてみたら、案の定インストールから再開できた。一安心一安心。
で、使用してみての感想は、「なんだかちょっと重くなった気がする」である。すみません、SEなのにフィーリングの感想で。SP適用前と適用後のタスク状況とかを見比べているわけではないので。まぁ、時間があったらぼちぼち調べてみます。
それにしても、最近コンピュータの最新流行からとっても取り残されている気がしてたまりません。インターネットで情報が入るといっても、実際の現場でどんな技術がどんな風に使われているのかっていうのは、その場にいないと分からないしね。それに日本にいると、本屋にふらっと立ち寄って、コンピュータコーナーに並んでいる本のタイトルをざっと見渡すだけで、何が旬なのかがすぐに分かったりするのだが。
まぁ、あがいてもしょうがない。2年くらいのブランク、帰国後10日で埋めてやる!!(無理?)
英語の勉強をしてたら、教材の中に日本語の語源が話題があったのでご紹介。
カボチャ ← カンプチア ← カンボジア
(ポルトガル人がカンボジアから持ってきたから)
ジャガイモ ← ジャカタライモ ← ジャカルタ
(オランダ人がジャカルタから持ってきたから)
以上、2語。
・・・少なくてすみません。
