スモーキーマウンテン

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PNVSCA(フィリピンボランティア調整局)の主催するツアーの一環として、スモーキーマウンテンを視察してきた。

パヤタスというスラム地区では、スモ-キーマウンテン(現在はスモーキーバレー)と呼ばれる巨大なゴミ山の周辺に18,000人が居住している。ここに暮らす人々は、ゴミ拾いをすることにより日々の糧を得ているのだ。

ここでは、運び込まれてきたゴミがつもり、21ヘクタール、高さ30メートルもの山になってしまった。そのゴミが自然発火し、常に煙を上げている状況が、スモーキーマウンテンと呼ばれる所以である。

住民の多くはマニラに職を求めて、貧しい島々の農村からやってきたが、職を見つけることが出来ず、このスラムに住みつき生活をしている。住民はマニラからトラックで運ばれてくるゴミの中からガラスビン、アルミ、鉄などの換金可能なゴミを拾い、それをお金に換えて、生活費としているのだ。

このゴミを拾って、生活する人々は、長年”スカベンジャー”(Scavenger「ゴミ拾い人」)という差別的な呼ばれ方をされてきた。しかし近年、”バリカタン”(Balikatan「肩の寄せ合い」)という廃品回収人を支援するNGO団体や廃品業者組合らが、彼等のことを”エコ・エイド”(Eco Aid)と呼び、フィリピン社会における彼等の必要性や役割を認識させる活動を行っている。

フィリピンが抱える環境問題は、廃棄物などの生活公害だけではなく、首都圏の800を超える工場から排出される約100トン/1日の大気汚染物質が水質汚濁に与える影響など、多岐にわたる。そして、これらの環境問題と貧困問題との相関関係も、今後のフィリピンの成長を左右するキーといえよう。

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