July 2004 Archives
今日は久しぶりの週末ということもあって、メトロ・マニラ内の観光に出かけた。
といっても、メトロ・マニラ内で「観光」といえるスポットは限られて、有名なところとしては、サンチャゴ要塞(Fort Santiago)やマニラ大聖堂(Manila Cathedral)などである。これらは、イントラムロス(INTRAMUROS)と呼ばれる、16世紀のスペイン統治時代に築かれた城塞都市内に固まっており、丸一日あれば全てが観てまわれる規模だ。
イントラムロスに入ってすぐのところに、サン・オウガスチン教会(San Agustin Church)というフィリピン石造建築の中で最古といわれる教会がある。私が行ったときには、たまたま結婚式を挙げている最中で、日本の教会とは一味違う挙式風景に時間を忘れて見入ってしまった。男性の参列者は、フィリピンでの正装としてよく使用される「バロン」という服を着用し、また女性は艶やかなドレスを身にまとっていた。神父の口から語られる言葉は、英語とタガログ語の混在した不思議な音感で、なんとも荘厳な空気を演出していた。
その後に行ったマニラ大聖堂でも結婚式が行われている様子だったが、こちらは要人の結婚式だったらしく、厳戒な警備体制が敷かれ、一般観光客はあまりうろちょろできなかったので、聖堂内をゆっくり観ることが出来なかったのが残念である。
イントラムロスを徒歩にて北上していくと、最後に辿り着くのがサンチャゴ要塞である。この要塞は、スペイン統治時代に戦略上最も重要な役割を果たした場所である。また、第二次世界大戦中に日本軍が捕虜の収容所として使用したことでも知られている。サンチャゴ要塞内にはいくつもの地下牢があり、そこはパッシグ川と地下通路を介して繋がっている。つまりは、大雨などで川の水位が上昇したときには、事実上捕虜たちが溺死させられるという、なんとも無残な構造をとっているのである。
日本とフィリピンとは様々なフェーズで関わりを深としている。これは良くも悪くも私たちのこれからの活動に影響を与えること必須である。無知な状態で安易に過去に触れることは、フィリピン人との間に複雑な空気を作り出してしまう。事実を熟知した上で話し合う姿勢が必要だと、再認識した日であった。
今日は語学訓練と異文化交流の意味も兼ねて、料理大会が開催された。
取りあえず、各言語毎(タガログ語チームとか、セブアノ語チームなど)に別れて、それぞれ市場にお買い物だ。授業で習った値切り方や市場のおばちゃんとのコミュニケーション手法を駆使しながら、限られた予算で必要なものを買っていく。自分は調味料や米、薪などを買う担当になったので、あちこちの店を回って、一番値引きしてくれる店を探していった。この買い物も、ある意味競争みたいなもので、誰が一番予算より安くあげて買い物をしてくるかが試される。とても過酷な課業なのだ。。
そして、いざ料理へと取り掛かる。料理器材はホテルから貸してもらうが、ガスコンロはないので、自分たちで火をたくところから始まる。そうしてる間にも授業は続くわけで、野菜の名前や料理をする際に使う動詞などをガンガン叩き込まれる。授業に集中したらよいのか、料理に集中したらいいのかよく分からない状態で、調理実習は続く。
最終的に出揃った料理は、タガログチームがピナクベット(野菜の炒め煮)、セブアノチームがティラピア(魚)の包み焼き、ビコールチームがサラダ(名前不明)、イロンゴチームがアドボ(豚肉の甘辛煮)である。それぞれ、さすがに本場の先生達の味付けだけあってマイウだった。ただ、食べるときは、カラヤンスタイルという、手で食べる作法を使ったので、お米が非常に食べにくかった。コツとしては、親指以外の4本の指でご飯をすくい、親指で手のひらから手の先の方へ押し出すようにして口に運ぶのだそうだ。カラヤンスタイルも奥が深いのぅ。。。
本当は、写真をたくさんとったので、すぐにアップしたいところだが、なんせここはネットカフェなので、料理の写真は後日ということで。。。
20040801追記
ピナクベットの写真をアップしましたー。
今日はフィリピンのネットカフェ事情について。
こうしている今も、ネットカフェにてネットをしています。こちらのネットカフェでは、チャットとネットゲーム(ラグナロックオンラインなど)が大流行してて、昼間っから子供たちがネットゲームをして遊んでいます。君たち学校はどーなってるんだ?って感じです。回線速度も、DSLを引いているところがほとんどで、ストレスなく使えます。
チャットについては、一人で5つから6つもウィンドウを開いて、器用にすべてのチャットに参加しています。
料金は首都のメトロマニラ(といってもマカティ付近しか調査していないが)で、1時間300ペソ(600円)くらいで、日本とあんまり変わりません。しかし、ちょっと田舎のほうに行くと3時間で50ペソ(100円)と、劇安になります。
フィリピンでは、都市部と地方の物価の差がとても大きいようで、ご飯を食べるのにも、都市部は地方の倍近くします。今はロスバニョスという比較的田舎の町で語学訓練を受けているので、あまりお金がかからずにすんでます。これからは、もっと節約生活にしていかなければ。。。
遅くなりましたが、無事にフィリピンに到着いたしました。
(といっても、到着後10日も経っていますが・・・)
こちらについてから先週までは、マニラのJICAオフィスにて各種オリエンテーションや、予防接種を受けていました。そして、現在はマニラから南に1時間くらいのところにあるロスバニョスという地で、現地語学研修を受けています。
私の場合は、偶然任地がここロスバニョスなので、タガログ語というダイヤログを勉強しています。その他には、セブアノ語・イロカノ語・ビコール語など、地方によってさまざまな言語があるので、それぞれみんな少数のクラスで授業を受けています。
今後約1週間の語学研修の後、任地にてホームステイを行う予定です。その後に最終的なオリエンテーションがあって、本赴任となります。
もっと書きたいことは山ほどあるのですが、生活が落ち着いてから、ぼちぼち更新していこうと思います。取りあえず、筆者は元気でやっているということをお伝えしたかったので。。。
とうとう明日、成田に向けて出発をします。
しばらくはマニラにいる予定ですが、落ち着くまではおそらくネットが出来ない状況が続くかと思いますので、しばらくこのBlogも休業させて頂きます(閉鎖ではないので、お間違えなく!)。つきましては、コメントのお返事もしばらく出来なくなりますが、ご容赦下さいませ。
気付けばこのBlogも来月で一周年を迎えます。これまで日記をつけるのもおっくうだった自分が、こんなに長くBlogを続けられたのも、このBlogを訪問して下さる方々のおかげだと思っています。(なぜか感傷モードに入ってます・・・)
ということで、次回のエントリーからは、Made in the Philippinesになりますので、今後ともよろしくお願いします。それでは、しばしの間さようなら!
山口県と山口市に表敬訪問をしてきた。
山口県の表敬訪問では、NHKやKRY(地元テレビ局)、そして各新聞社の方々が来られていて、少々緊張した雰囲気の中で壮行式が行われた。山口県の壮行会では、なぜか現地語で5分間挨拶をしなければならなかったのだ。自分の場合は、本来タガログ語で挨拶をしなければならないのだが、訓練では英語しか勉強してなかったので、英語で失礼させてもらった。
3ヶ月前の自分の語学力からすれば、ほぼアドリブ同然で、英語の挨拶が出来るようになるとは思ってもいなかったので、正直自分のことながらびっくりした。これも二本松での語学訓練の賜物だろう。
午後からは山口市役所の市長にお会いしに行ったのだが、午前中の表敬訪問の様子が、すでにNHKのお昼のニュースで放送されていたらしく、「テレビ観ましたよー」から始まった。山口市の出身者は私1人だったので、少々緊張したが、それでも比較的和やかな雰囲気の中で色々な話が出来たのでよかったと思う。
これで出国前の公務?はすべて終わったので、後は準備に励むのみである。あぁ、それにしても山口は暑い。。。
山口県の協力隊OBを中心とした方々に壮行会を開いて頂いた。
総勢20~30人前後の人数で、山口県出身の隊員は6名。OBの方々が、それぞれ自慢の一品を持ち寄って、私たちを激励してくれた。
自分の場合は、おじが20年前の協力隊OBということもあり、自分の話よりおじの話で盛り上がってしまったのだが。。。それでも、フィリピンへ赴任されていた方もいらっしゃって、とても有意義な話がいろいろ聞けた。特に、自分の任地であるLagnaの発音が、ラグナではなくラグーナだと教えられた時には、正直恥ずかしい思いをしてしまった。自分の任地の名前もちゃんと言えないのかよ、おい!みたいな。。。
辞めた会社に、卒業した大学に、出身の地域に、そして家庭に、それぞれ応援してくれる人がいる。だから自分は胸を張って日本を出発できるのだ。自分ひとりの力で勝ち取った協力隊ではないことだけは忘れないようにしなければ。
コンタクトレンズを作る時の空き時間に一冊本を読んだ。
| Good Luck アレックス・ロビラ フェルナンド・トリアス・デ・ペス 田内 志文 ポプラ社 2004-06-22 売り上げランキング 1,342 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
薄い本だったので、ほんの30分で完読できた。しかし、内容はなかなか深いもので、おもしろ納得という感じで読めた。
出国前の準備でてんやわんやである。
役所に行ったり、友達やお世話になった人に会いに行ったり、必要な物資を買いに行ったりと、結構バタバタな毎日である。
しかし、こんな時こそ不意に映画を観に行きたくなる。ということで、今日は思いきって映画館に行ってこよう。準備なんて、切羽詰ればどうにでもなるもんさ・・・。
あからさまな夏バテに陥ってしまった。
福島の高原でいかに快適な生活をしていたかを思い知らされた気分である。下界は私にとって耐え難い暑さであった。
ちょっと役所に行って帰ってきただけで、もう何もする気が起こらないし、食欲が無くなる。こんなことでフィリピンでやっていけるのかと、今更ながらに心配になってきた。ここいらで、うなぎでも食って自分に渇を入れなければ。。。
日本滞在は残り5日。バテてる場合ではない・・・。
約3ヶ月に及ぶ訓練生活が、とうとう今日で終わった。
思い返せば、長いようで短かい訓練生活だった。二本松訓練所では、色々な経験やバックボーンをもった人たちに出会い、多くの影響を受けた。そして充実したカリキュラムの中で、協力隊員としての素養もしっかりと身に付けることが出来たと思う。
明日の合意書締結をもって自分の身分も、隊員候補生から隊員へと変わる。任国へは「公務」として赴くことになるので、日本の看板を背負っての協力活動という位置づけである。一抹のプレッシャーや不安はあるにせよ、今は希望で胸がいっぱいである。
出国まではわずか10日間しかないが、語学力を低下させないためにも勉強を継続し、そして何よりもお世話になった方々への挨拶周りもしっかりしてこようと思う。

