May 2004 Archives
帰国直後の隊員が訓練所を訪れて、任国事情等について話し合うOV(Old Volunteers)が行われた。
OVデーの期間中には、様々なワークショップやロールプレイ、講座などが開催され、任国での活動技法について教授いただいた。
食事の話や治安の話、そして協力隊員という自分のポジションをどう確立するか等、ためになる話がいろいろ聞けたと思う。
先日の健康診断の結果を受けて、問診が行われた。
酒の飲みすぎで肝臓が悪くなってるんじゃないかとヒヤヒヤものだったが、幸い何の問題もなし。パーフェクトな結果でクリアーすることが出来た。しかし、中には様々な検査でひっかかってしまって、再検査を行う羽目になる人も多くいる。最悪の場合は、派遣中止となるので、みんな緊張しながらこの日を迎えたのだろう。
そういえば、昨日ある隊員候補生にお子さんが生まれたそうだ。新婚ほやほやで入所し、妊婦を一人残して任地に赴くという心境はどんなものが想像しがたいが、夫婦で納得して決めたことなのだから、他人が口をはさむことでもないのだろう。何はともあれ、おめでたいことには違いない。
STI(sextransmitted infection:性感染症)についての講義があった。
残念ながら、JICAで派遣される協力隊員の中で、過去に性的接触が原因によるHIVに感染した人も居るとのことで、その啓蒙の意味もこめて今回の講座が開かれたようだ。
海外のODAでは、現地事務所に必ずコンドームが設置してあり自由に使っていいようになっているとのこと。これは、現地での性的接触を容認しているのではないか、という議論もあるが、現地の信頼出来ないコンドームを使用することによる感染のリスクを考えれば、どちらが正しいとも言いがたい問題である。
今回の講師の方も、JICAの現地事務所には日本製のコンドームを常備した方がよいという意見の持ち主だったが、日本の慣習からして難しいのだそうだ。人間の本能をコントロールするのは難しいので、そのような行動に出ることを前提とした対応の方が現実的であるという講師の考えには賛成である。今まで深く考えたことのなかったトピックなので、新鮮な気持ちで話を聞くことが出来た。今一度自分の中でも意見を整理したいと思う。
隊員候補生の任意で合唱部を結成することになった。
とりあえず練習する曲は、「大地讃頌」である。この曲なら誰でも知ってるし、男女をある程度集めれば、全てのパートの経験者はいると思われるからである。みんな、語学やレポートの提出でかなりハードな毎日を送っているので、練習は毎週火曜日の夕方5時からの一時間だけにする予定である。
幸い協力隊には、「音楽」という職種があり、ここ二本松訓練所には8人の音楽隊員がいる。ということで、彼等に伴奏や指導をお願いしたところ、快諾してくれたので、結構本格的に活動が出来そうである。
目標は講堂での発表会だ。残された時間はわずかだが、なるべく時間を作って頑張ってみようと思う。
追伸
実は、合唱部以外にも、バレー部とバトミントン部とサッカー部とソフトボール部と焼酎部とカラオケ部に所属しているので、結構大変なのです。。。
課外活動ということで、散髪と自転車整備の講習を受けた。
散髪は、地元の理容師さんに訓練所まで来て頂いて、簡単なヘアカットの方法を教えてもらったのだが。みんなここぞとばかりにモデルを買ってでて、散髪代をうかそうとしていたのが面白かった。
また、自転車整備では、パンクしたタイヤの修理方法、サドルやハンドルの調整方法などを教えてもらった。
どちらも、派遣先では必要になりそうな技術なので、有意義な時間だったと思う。けど、さすがに散髪は一人では出来ないのでどうすればいいのだろう?という疑問が、後で沸いてきたが、深くは考えないことにした。。。。
所外活動の第二回目として、保育園に行ってきた。
今日は1歳から3歳のりす組を担当した。まだ言葉が喋れないので、アイコンタクトとボディランゲージによるコミュニケーションのみである。
お昼ごはんを一緒に食べたのだが、彼らの食べ方を見てたらとても面白い。味噌汁はほとんど口の中に入らずズボンに垂れ流し、煮物をフォークで口まで運ぶもちゃんと口の中に納まる確率は10%、しまいにはイチゴでキャッチボール大会が始まる。食後の床は悲惨な状況で、まともに歩けなくなってしまう。
保育園訪問は全3回なので、次回で最後だ。次に行く時は歌でも練習しておく予定だ。
今日は語学の中間テストだ。
約5時間にわたって、ライティング、リスニング、スピーキングのテストが行われる。ただいま午前中の試験が終わったので、後は午後のスピーキングのテストを待つのみとなった。
スピーキングのテストは、語学講師と一対一で約20分間会話をすることになる。レストランでの会話や道案内の仕方、買い物の仕方等、日常生活の会話が試される。
自分たちのレベルのクラスは上記のような内容だが、トップレベルの語学クラスはイラク問題についてのディスカッションなどを行う模様。。日本語でも難しい話題だなぁ、こりゃ。
今日は感染症についての講義があった。
隊員の派遣される任地では、マラリアや黄熱病、デング熱などの感染症が未だに流行している。自分が感染症に犯されないためには、毎週行われる予防接種は当然なのだが、それ以外の自衛策も重要となってくる。
蚊帳の正しい使い方や、生水の消毒の仕方、感染症になった場合の対処方法等、日本ではあまり必要のない知識だが、任地では重要となってくる話を沢山聞けたので、非常に参考になった。
マラリアに一度もかからないというのは難しいかもしれないが、知識があるとないとでは大違いなので、きちんと復習しておこうと思う。
今日はB型肝炎の予防接種が行われた。
B型肝炎の注射の副作用が強いのかどうかは定かではないが、予防接種終了後大量の人が発熱や倦怠感を訴えていた。
自分は幸い元気だったが、強い眠気が襲ってきて、午後の授業は集中できなかった。しかし、この原因は単なる寝不足にあることが判明し、授業中に寝ていたことの言い訳にはならなかったのである。。。
二本松市内の保育園に所外活動に出かけてきた。
今日は終日所外活動ということで、協力隊員全員が市内の保育園や幼稚園、養護施設、農家、養鶏場に出かけてきた。語学の授業に比べれば天国のような一日なので、心なしかみんな元気に見えた。
保育園では、普段体験できないことを色々とやらせてもらった。園児と歌を歌ったり、着替えをさせたり、ご飯を食べさせたり、歯磨きをさせたり・・・・。へぇー、保育士の人ってこんな仕事をしてるんだー、というようなことが多くあり、驚きの連続だった。
3歳以下の子供と喋っていると、外人と会話をするのが簡単に思えてくる。保育園児達の独自の文化と言語体系は私たちが学んで身に付けることが出来る種類のものではない。しかし、保育士の方曰く「園児語は話すことは難しいけど、ヒアリングは慣れますよ」とのことだった。文法もイディオムもない言語である。経験だけが頼りなのだろう。
今日は週に一度の安息日、そう日曜日だ。
ここでの生活は週休二日制ではないので、きっちり日曜日しか休めない。
毎日語学・語学・語学・語学・・・の日々なので、土曜の夜になるとみんな水を得た魚のように盛り場に飛び出していく。
といっても、ここは新宿歌舞伎町ではないので、みんなが集まる居酒屋はおのずと絞られる。よって、街にある居酒屋に顔を出すと、ほぼ100パーセントの確率で協力隊員に遭遇するのだ。
自分たちにとっての盛り場は、二本松市の岳温泉というところなのだが、ここにある居酒屋は協力隊員をかなり優遇してくれる。おおよそどの店でも、送り迎えのタクシー代込みで3000円ポッキリというコースが用意されているのだ。バスも数時間に一本しかない不便なところなので、これくらいサービスしないと、誰も飲みに出かけないとからだろう。
ここ二本松訓練所は、色々な意味で地域密着型なのだ。
訓練所では、訓練生がお昼休みの放送を自分の訓練言語でやらなければならない。
歌を歌ったり、訓練に関係のない話は禁止なので、かなりネタは絞られる。自分の番は来月だが、原稿を講師にチェックしてもらった後、発音の練習だ。週に2回程度のプレゼンや、山のような宿題もこなしながらの作業なので、とても大変である。
しかしまぁ、人のスピーチを聞くのは面白い。特に来週からは英語以外の人のスピーチが聞けるのでかなり楽しみだ。(聞いても恐らく意味は分からんだろうが。。。)
世間様はゴールデンウィークが終わったとのこと。
しかし、こちら二本松訓練所は普通に朝6時からマラソンをし、日中はひたすら語学、夜はプレゼンの準備・・・という生活を送っていました。。。
自分たちの場合は、ゴールデンウィークが潰れるのは今回だけなんで、別にいいんですけど、ここの職員の人たちって毎年ゴールデンウィークが無いのかと思うと、かわいそうになってきました。もちろん、世の中のあらゆる職種でゴールデンウィークがない方々がいらっしゃると思いますが。
とりあえず、明日も英語で40分間のプレゼンです・・・。
